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螺旋運動するレーザパルスでグラフェンの性質を変える

June, 12, 2015, Winfield Township-- エネルギー省のSLAC国立加速器研究所、スタンフォード材料・エネルギー科学研究所(SIMES)、SLAC/スタンフォード共同研究の新しい研究によると、レーザ光の螺旋パルスを使うことでグラフェンの性質を変えることができ、金属から絶縁体に変えることができる、また情報のエンコードに使える可能性のある得意な性質を与えることができる。
 同研究所のThomas Devereaux教授は、「あたかも粘土を取り出してそれを金に変えるようだ。また、レーザパルスがなくなると、金は粘土に戻る」と説明している。
 「しかしこの場合、われわれのシミュレーションは、理論的にグラフェンの電子物性を変えることが可能であることを示している。電子が自由に流れる金属状態と絶縁状態との間を行ったり来たりさせることができる。デジタル的には、これは0と1、ON/OFF、イエス/ノーであり、例えば、コンピュータメモリに情報をエンコードするのに使用できる。これが面白いのは、電子ではなく、光で電子スイッチができるということである」と同氏は語っている。
 この研究がただちに電子デバイス作製法に道を開くわけではないが、科学をその方向に進める基本的な洞察を研究者に提供するものである。成果は、二カルコゲン化物(dichalcogenide)にも関連性がある。これは、ハニカム構造にアレンジされた原子の2Dシートでもある。
(詳細は、May 11 Nature Communications)