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フォトニックレーザ小型エンジンで宇宙船のシミュレーション

May, 21, 2015, Tustin--Y.K. Bae Corporationは史上初めて、独自のフォトニックレーザスラスタ(PLT)が、純粋レーザライトで450グラムの宇宙船シミュレータの加速に成功したと発表した。
 このプロジェクトは、次世代NASA宇宙飛行の最も有望なアイデアに提供されるNASA Innovative Advanced Concepts(NIAC)フェーズII助成金を受けている。
 クラス1000クリーンルームで行われたY.K. Baeのデモンストレーションでは、2つのレーザミラー間でフォトンを数百回共振させることでフォトンパワーを400倍に増幅し、フォトン推力、最大1.1ミリニュートンを達成した。増幅された推力は、2mの摩擦のない空気浮上トラックに沿って滑走プラットフォームを前に押しやり、ゼロ重力を模擬した。
 「450グラムのプラットフォームが移動したことは疑問の余地がない。このことは、PLTのパワー対推進力比の正当性を示している。今後の開発には、全長数kmの光キャビティが含まれる。これは正確なミラーアライメントによって達成され、数km離れた宇宙船を操作し、人工衛星の推進力は発射火薬不要となる」と国際高出力レーザアブレーション&指向性エネルギーシンポジウムのチェア、Dr. Claude Phippsはコメントしている。
 PLTデモンストレーションは、宇宙船間の推力放射を模擬した。これにはシミュレータの減速と停止も含まれる。PLT宇宙船システムの利点には、軌道修正、抗力補正、ランデブとドッキングなど、幅広い宇宙応用での燃料消費の大幅削減も含まれる。PLTの推力-放射能力により、「オールインワン」シングル宇宙船アプローチから離脱し、分散マルチビークルアプローチが可能になる。
 コーネル大学機械&航空工学准教授、Dr. Mason Peckは、PLT技術について「宇宙飛行設計に革命を起こす可能性がある」と語っている。同氏は、NASAの主席技術者でもある。
 Y.K. Baeチームは、現在、宇宙品質認定を可能とするPLTsを開発しており、PLTの推力とオペレーション範囲を拡大しようとしている。「当社の次の目標は、地球低軌道での飛行デモンストレーションである。これによって、小型衛星の飛行と軌道保持の正確な設定をPLTによって実現する技術が証明される」とY.K. BaeコーポレーションCEO、Dr. Baeは語っている。