コヒレント特設ページはこちら

Science/Research 詳細

ネオフォトニクス、OFCで16×16マルチキャストスイッチをデモ

March, 30, 2015, Los Angels--ネオフォトニクス(NeoPhotonics Corporation)は、OFCでドロップサイドにアンプを用いない16×16マルチキャストスイッチ(MCS)のデモンストレーションを行った。
 16×16 MCSは、カスケードして16方向をカバーすることができる4個のモジュラー4×16 MCSsで構成されている。
 同社のモジュラーMCSsは、コンテンションレスROADMsの最初の導入コストを削減できるように設計されており、顧客は将来のデグリー(方向)やAdd/Dropポート拡張に向けて「成長に応じて支払う(pay as you grow)アプローチを取ることができる。例えば、デグリー拡張では、まず4方向4×16 MCSを導入し、次の段で必要に応じて導入すると、トラフィックを中断することなく8×16構成を実現でき、これによって8方向、16Add/Dropポートが可能になる。第3のモジュールは、12×16を実現、第4は16×16を実現する。同様にして、Add/Drop拡張も追加MCSsをWSSポートに追加して、N×32、N×48などとすることができる。
 MCSコストの大きな部分は、MCSが引き起こす光損失を回復するためにドロップ側に光増幅器を付加する必要があることによる。ネオフォトニクスの4×16 MCSは、15年にわたり量産されている同社の実績あるフォトニックIC(PIC)技術をベースにしている。このPIC技術により、モジュラー4×16 MCSで十分な低損失のスイッチデザインが可能になる。ネオフォトニクスのICR(Intradyne Coherent Receiver)と結合したとき、このMCSではメトロOSNR環境でドロップサイドのアンプの必要性がなくなる。
 同社は、このモジュラーアプローチを「ドロップサイドEDFAs不要、デグリー拡張可能カラーレス、ディレクションレス、コンテンションレスROADM」(M3A.5)で報告した。