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ミシガン州立大学、透明の太陽集光器を開発

August, 22, 2014, East Lansing--ミシガン州立大学(MSU)の研究チームは、新しいタイプの太陽集光器を開発した。窓に設置してソーラエネルギーを生成しながら、窓を通して実際に見ることができる。
 これは透明太陽電池用発光集光器と言い、ビル、携帯電話、その他の透明面を持つデバイスに使用できる。
 MSU工学部Richard Lunt氏によると、キーワードは「透明」。
 この太陽集光システムは、太陽光の特定の不可視波長を吸収するためにRichard Lunt工学部助教授のグループが開発した小さな有機モジュールを使用する。
 「UV波長と近赤外波長だけを取り出すようにこの材料を調整することができる、するとこれらの波長は赤外の別の波長で白熱する」。
 白熱する赤外光はプラスチックの端に誘導され、そこで薄い太陽電池片で電気に変換される。
 その材料は可視光スペクトラムでは光を吸収したり放出したりしないので、人間の目には例外的に透明に見える。
 この新しいデバイスのメリットの1つは柔軟性である。この技術は初期段階にあるが、無理のないコストで利用できる商用あるいは産業用アプリケーションに拡大できる。
(詳細は、www.msu.edu)