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オーストラリア、銀河の「グーグルストリートビュー」を開発

July, 31, 2014, Sydney--光ファイバの束をベースにした新しい自作の装置でオーストラリアの天文学者は初めて宇宙の「グーグル・ストリートビュー」を実現し、膨大な数の銀河を詳細に見ることができるようになった。
 シドニー大学とオーストラリア天文台の研究チームが開発した光ファイババンドルは、一度に12個の銀河で、銀学の最大60箇所から光のサンプルを採ることができる。
 光のスペクトラムを分析することによって天文学者は個々の銀学の中でガスや星がどのように動くかを知ることができる。銀河は新しい星が形成され、旧い星が生きている世界である。これによって天文学者は、銀河が時間とともにどのように変化するか、その変化は何が原因かなどをよりよく理解できるようになる。
 シドニー大学ARC Centre of Excellence for All-sky Astrophysics(CAASTRO)のDr James Allen氏は、「これは巨歩である」と言っている。「これまで、詳細に研究できる銀河の数は一度に1つだった。あるいは、一度に多数の銀河を見ようとすると、細部は犠牲になる。今は、数も細部も両方とも手に入れた」。 
 オーストラリアの研究チームは、この分野の国際的な競争で1年、いや2年先行している。わずか64回の夜で1000の銀河についてのデータを収集した。これは以前の最大プロジェクトの2倍の数。また、今後2年でさらに2000銀河を調べる予定だ。
 技術的な飛躍は「ヘクサバンドル」、これは60を超える光ファイバを最密充填して融着したもので、Joss Bland-Hawthorn教授の天文フォトニクスグループが開発した。この新しい装置を使うことで、オーストラリア国立大学とシドニー大学の天文学者は、2つの銀河の中心からすでに「銀河の風」を見分けた、銀河の風とは、最大速度3000km/secで移動する荷電粒子の流れ。
 「われわれは他の銀河で銀河の風を見たことがあるが、それが実際にどの程度一般的であるかはわかっていない。これまでは、組織的に探す手段がなかったからだ。今はそれがある」とこのプロジェクトの主任研究者、シドニー大学助教授、Scott Croom氏はコメントしている。
 研究チームは、銀河が規則的に回転しているか、銀河の星の動きがランダムで不規則であるかを見ることによって銀河形成史も明らかにしたいと考えている。
 「ランダムな動きをする銀河が銀河群の中心にあり、そこでにはより小さな銀河が落ち込んでくるかも知れないというような手がかりがある」とCAASTRO研究者、Dr Lisa Fogaty氏は言う。
(詳細は、sydney.edu.au)