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オーストラリア研究者、不可能を見る量子顕微鏡

June, 17, 2021, Brisbane--University of Queenslandの研究チームは、他の方法では見ることができない生体構造を明らかにする量子顕微鏡を作製した。

これはバイオテクノロジー応用に道を開くものであり、ナビゲーションから医療イメージングまで著しく広い範囲に領域を広げることができる。

その顕微鏡は、量子エンタングルメントの科学を備えている。アインシュタインの言う「遠隔作用」効果である。

UQの量子オプティクス研究所、EQUS ARC、Warwick Bowen教授によると、それは初のエンタングルメントベースのセンサであり、パフォーマンスは可能な限り最高の既存技術を超える。

「このブレイクスルーは、あらゆる種類の新技術、優れたナビゲーションシステムから優れたMRIまでを刺激する」(Bowen教授)。

エンタングルメントは、量子革命の中核にあると考えられている。
 それを使うセンサが既存の非量子技術に取って代わることをわれわれはついに実証した。
 
オーストラリアの量子技術ロードマップは、量子センサが、ヘルスケア、光学、トランスポートやリソースにおける新たな技術革新の波に拍車をかけると見ている。

研究チームの量子顕微鏡の大きな成功は、従来の光ベース顕微鏡の「強固な障壁」を飛び越える能力であった。
 ヒトの細胞のように脆弱な生物学的システムは、その中では非常に短い時間しか生存しない。これが大きな障害である。
 「われわれの顕微鏡の量子エンタングルメントは、細胞を破壊することなく鮮明さを35%改善するので、他の方法では見ることができな微細な生物学的構造を見ることができる。
 優位性は明らかである。生体の理解向上から診断技術の改善までである」}(Bowen)。

同教授によると、量子エンタングルメント技術には潜在的に無限の機会があった。
 エンタングルメントは、コンピューティング、通信およびセンシングを変革しようとしている。
 絶対的にセキュアな通信は、数10年前に証明された。従来技術に対する絶対的な量子の優位性の初の実証である。
 従来のどんなコンピュータよりも高速のコンピューティングは、2年前にGoogleが実証した。コンピューティングにおける絶対優位性の初の証明である。
 最後の難題はセンシングだった。われわれがそのギャップを埋めたのである。
 これは、一定の広範な技術的革命への扉を開く」と同教授はコメントしている。
(詳細は、https://www.uq.edu.au)