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世界最高レベルの広角の低反射性と防曇性を兼ね備えた光学部材を開発

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November, 26, 2020, つくば--産業技術総合研究所(産総研)製造技術研究部門表面機能デザイン研究グループ 栗原一真研究グループ長と、東亜電気工業株式会社(東亜電気工業)は、広い波長帯域で広い入射角範囲の低反射率が実現できるモスアイ構造体をさらに越える、世界最高レベルの低反射特性と防曇効果を併せ持つナノ構造体を開発した。

今回開発した技術は、モスアイ構造体と同様の機能をもつ反射防止ナノ構造体を射出成形で作製し、さらに、新たに開発した自己形成柱状成膜技術によりナノ構造体内部に柱状の構造体を形成する。これにより、広い入射角範囲で世界最高レベルの低反射特性が実現できる(入射角60度での反射率は、モスアイフィルムに比べて1/7まで低減される)。 さらに、この技術により、従来難しかった無機親水膜の超親水状態が長期間に渡って維持でき、防曇機能が発現できることが分かった。これらの特性から、高い視認性と防曇性が要求される大面積曲面車載パネルへの適用や、曲率半径の小さい超広角レンズへの適用などIoT技術への貢献が期待できる。

また、東亜電気工業は、産総研から大面積ナノ凹凸金型技術のライセンス供与を受け、約50cm角までの大面積3次元ナノ構造金型量産製造ラインの操業を開始した。大面積ナノ構造体金型や成形品などの販売を始める。

開発成果は、12月2日~4日に幕張メッセにて開催される高機能フィルム展の東亜電気工業のブースに展示される予定。
(詳細は、https://www.aist.go.jp)