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新しい3Dイメージング技術で前立腺ガンの発見が高速化

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September, 24, 2020, Eindhoven--新しい超音波イメージング技術で前立腺ガンを検出。利用される技術は、電気工学部、dr.ir. Massimo Misschi 教授が開発した。TU/eスピンオフ、Angiogenesis Analyticsは、この診断法を4年以内に市場に出す計画である。
 世界で年に150万の男性がその診断プロセスを受ける。「当社のPCaVision技術により、このプロセスは、より高信頼、高速、安価になる」と同社CEO、Mark Bloemendaalはコメントしている。

PCaVisionは、60の連続的3D超音波画像を使い、前立腺全体の微小血管構造を可視化する一連のアルゴリズムである。それを実施すると、そのソフトウエアは前立腺の腫瘍組織を検出し、発見する。「泌尿器科医は,一目で有害な腫瘍がどこにあるかを認識でき、そこに検査と治療を集中させることができる。われわれの技術は、ソフトウエアがすでに病院で利用されている超音波装置に組込可能であるので、代替法よりも安価である」とBloemendaalは説明している。

現在、前立腺ガンの診断には2つの方法がある。組織的な生検かMRIスキャンのいずれかである。生検を行うとき、中空針で、小量の組織を16~18の領域から除去する。「これは侵襲的であり、非常に苦痛を伴い、感染リスクが大きい。さらに、それは非常に不正確である。生検が行われた領域の間に腫瘍が存在する可能性がある。MRIスキャンは、苦痛ではないが、高価である。スキャンには、泌尿器科医とは別に、特殊訓練を受けた放射線医も必要である」(Bloemendaal)。

「われわれのソフトウエアが、使いやすく、より正確な診断ができ、コスト節約になることを考えると、世界中の多くの患者が容易に利用できるようになる」と同氏は続けている。しかし、そうした世界市場に参入するには、先ずは複数の臨床試験を完了しなければならない。「今年の最後の四半期に,われわれは次の臨床試験を開始する。50名の前立腺患者の3D画像を作成する。次に、特に、MRIスキャンとわれわれの技術の結果との間の差を検討する」。

これら画像の全てがデータベースの一部になる。「これによりわれわれは、技術開発をさらに進めることができる。究極的に、そのソフトウエアは全く間違いを犯してはならない、また、システムは特に腫瘍が存在する箇所をピンポイントで指摘できなければならない」(Bloemendaal)。

(詳細は、https://www.tue.nl/)