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ホームセキュリティカメラにプライバシーリスク

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July, 15, 2020, London--クイーンメリーロンドン大学(Queen Mary University of London)と中国科学アカデミー(Chinese Academy of Science)による国際的研究は、ユーザの潜在的なプライバシーリスクを評価するために主な家庭用IPセキュリティカメラプロバイダからのデータを利用した。

IPホームセキュリティカメラは、インターネット接続されたセキュリティカメラであり、人々の家庭に導入され、ウエブを介した遠隔モニタを可能にしている。これらのカメラは、人気上昇中であり、世界市場は、2023年には13億ドルに達する見込みである。

研究のために、研究チームは、アタッカーがビデオコンテンツそのものを全く調べることなく、アップロードされるデータをパッシブに追跡するだけで、カメラの所有者について、プライバーを脅かす情報を推察することができるかどうかをテストした。

IEEE International Conference on Computer Communicationsに発表された研究結果は、カメラによって生み出されたトラフィックをアタッカーはモニタすることができ、家に人が在宅か不在かを予測するためにトラフィックを利用できることを示した。

研究者は、その家における今後の活動が、カメラからの過去のトラフィックに基づいて予測できることさえも確認した。これは、その家に人がいない時を見つけ出すことで、ユーザは押し込み強盗の危険にさらされることを示している。研究チームは、カメラがアップロードモーションの時を見つけ出し、あるタイプの動作の区別さえできることを確認した。これは、ビデオ内容そのものを調べることなく、どのカメラがインターネット経由でデータをアップロードするか、そのレートを見ることで行われた。

クイーンメリーロンドン大学シニア講師、Dr Gareth Tysonは、「かつてはぜいたく品と考えられたが、これらのカメラは今では世界中の家庭で一般的になっている。それらがユビキタスになればなるほど、その動作や潜在的なプライバシーリスクの研究を継続することが重要になる。多くの研究が、オンラインビデオストリーミング、YouTubeやNetflixなどを見ていたが、これらのカメラが生み出すビデオストリーミングトラフィックを詳細に見て、それに関わるリスクを定量化する研究はこれが初めてである。こうしたリスクを理解することにより、われわれはリスクを最小化し、ユーザのプライバシーを守るための方法を提案することに関心をもっている」とコメントしている。
(詳細は、https://www.qmul.ac.uk/)