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Nokia Bell Labs、未来の5Gネットワークを可能にするイノベーション

March, 26, 2020, Murray Hill--Nokia Bell Labsは、80kmの標準SMFで1.52Tbit/s最高シングルキャリアビットレート世界記録達成を発表した。これは、150万YouTubeビデオ同時ストリーミングに相当し、現在の市場最先端400Gbpsの約4倍である。研究成果は、OFC2020 PDPで発表された。

1.52Tbps最高シングルキャリアビットレートは、Fred BuchaliをリーダーとするNokia Bell Labs光研究チームによる記録である。これは、新しい128 GS/sコンバータを利用して達成された。これは128Gbaudシンボルレートで信号を、6.0bits/シンボル/偏波を超える個々のシンボルの情報レートを生成できる。この成果は、2019年9月、チーム独自の記録1.3Tb/sを破るものである。

Nokia Bell Labs研究者、Di Cheのチームは、直接変調レーザ(DML)で新たなデータレート世界記録を達成した。DMLは、データセンタ接続のようなローコスト、高速アプリケーションには非常に重要である。DMLチームが達成した世界記録データレートは、最大15kmで400Gbit/sを超えていた。

光通信におけるNokia Bell Labs研究者の最近の成果
・4コア結合ファイバの2000kmスパンで空間分割多重(SDM)を利用した最初のフィールドトライアルは、Roland RyfとそのSDMチームによるものである。実験は、業界標準の125-µmクラッド径を維持しながら、結合コアファイバが技術的に実行可能であり、高い伝送性能を提供することを明確に示している。

・Rene-Jean Essiambre、Roland Ryf および Murali Kodialamをリーダーとする研究チームは、10000km海底距離で改善されたリニア、非線形伝送パフォーマンスを可能にする新しい変調フォーマットを発表した。提案された伝送フォーマットは、神経回路網によって生み出されたもので、今日の海底システムで使用されている伝統的なフォーマット(QPSK)より大幅に優れている。

・Junho Choとチームは、電力供給制約下で運用する海底ケーブルシステムで23%の容量利得を実験的に証明した。容量利得は、ニューラルネットワークを利用し、利得成形フィルタを最適化することで達成された。

世界記録や研究成果を達成した研究者は、Nokia Bell LabsのSmart Optical Fabric & Devices Research Labの一部である。
(詳細は、https://www.nokia.com/)