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LZHのMOMAレーザ、火星への飛行準備完了

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January, 23, 2020, Hannover--Laser Zentrum Hannover e.V.(LZH)が開発したMOMAレーザは、次に火星で動作することになっている。レーザが組み込まれたExoMars探査機は、フランス、トゥールーズのAirbusで、熱真空試験に合格した。

18日間、ExoMars探査機Rosalind Franklinは、Airbusで熱真空試験を実施した。そこでは、温度と真空の強力な変化に耐えなければならなかった。テストは、火星の条件を模擬しており、火星の暑い日と寒い日を各2日シミュレートする。これらいわゆるソルが約24時間続く。

生命の痕跡を探索
LZHレーザは、Mars Organic Molecule Analyzer(MOMA)計測装置の中心的コンポーネントで、探査機のAnalytical Lab Drawer(ALD)にインストールされている。MOMAレーザは、火星で土壌サンプルをガス状態にすることになっいる。プローブが次に、質量分析計で分析され、サンプルの分子成分を調べる。仮に探査機が有機分子を見つけると、火星における過去の生命の示唆となる。

小型、軽量、堅牢なレーザ
その固体レーザヘッドは、ダイオード励起であり、波長266nm UVスペクトル範囲で発振する。レーザパルスエネルギーは、最大130µJまで調整できる。しかし、その特殊な特性は、重量、サイズ、特にその堅牢性。約20㎝長で、重量はわずか220gである。

ミッションスタートは2020年夏の予定
テストに合格したので、その探査機は、システム全体の着陸モジュールに組み込まれる。この目的のために、次の数週間で、カンヌに輸送される。地球上での終点は、カザフスタンのBaikonur。そこから、ExoMarsミッションは、翌年7月か8月にスタートする。

また、LZHは先ごろ、レーザの飛行予備モデルをNASAに供給した。そこで、MOMA測定器の飛行予備モデルに組み込まれる。これらのモデルは、地球上であり得るエラーをシミュレート、補正するために役立つ。