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NASA、CubeSat Laser通信能力をデモ

April, 24, 2019, Washington--2つのNASA CubeSatsが、緊急レーザ通信照準実験で協力した。レーザビームは、焦点面中央近く、地球水平線左に短い閃光として見える。
 光は、2つのOptical Communications and Sensor Demonstration (OCSD)宇宙船の1つ、オンボードレーザ通信システムから出ている。レーザ閃光は、短波赤外カメラで記録された。カメラは、Integrated Solar Array and Reflectarray Antenna (ISARA)宇宙船オンボードCubeSat Multispectral Observation System (CUMULOS)ペイロードを構成する3つのカメラの1つ。デモンストレーション時に、OCSDとISARA宇宙船は、地球上方280マイル、また1500マイル離れていた。
 光通信ビームは、慎重にISARAカメラを狙い、スイープして通り抜けた。このデモンストレーションは、2つのCubeSats間の光クロスリンクが、送信と受信宇宙船の適切な照準と配置で実行可能であることを示している。この機能の最適化により、小さな人工衛星の配置で、地球低軌道、月の周りの軌道でも、相互に大容量データ転送が可能になる。
 「この成功は、過去に考えられていたよりも著しく小さく簡素なシステムで人工衛星間の光通信リンクを構築し、運用できることを示している」とAerospace CorporationのNASAのOCSDミッション共同主席研究者、Rich Welleはコメントしている。「宇宙通信の未来は光である。今回の成果は、光通信を地球軌道、非常に小さな人工衛星でもユビキタスにするための第一歩である」。
 設計に内蔵された特徴と、小型宇宙船の操作が、この光クロスリンクテストのような即興実験を可能にする。その柔軟性と反応性によりミッションオペレータは、特殊ミッションでは以前は考えられなかったような追加操作と手順を行うことができる。元は地球に向けるように設計されていた、ISARAカメラとOCSDレーザの両方は、相互に指向するようにその「側面」を傾けて、この追加クロスリンクを達成した。これは、大きな宇宙船では非常に難しい操作である。

(詳細は、https://www.nasa.gov/)