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遺伝子のスイッチを「光」と「薬剤」で制御できる新技術を開発

October, 11, 2018, 京都--京都大学 大学院生命科学研究科、今吉格特定准教授と同 山田真弓特定助教らの研究グループは、哺乳類細胞において、「青色光」により遺伝子のスイッチ(遺伝子発現)を効率良くオン/オフできる新しいテトラサイクリン誘導系(Tet)システムを世界で初めて開発した。
 これまで酵母細胞などでは、光もしくは薬剤を用いて遺伝子発現を制御する技術は知られていたが、哺乳類細胞ではその効率が必ずしも満足いくものではなかった。研究グループは、シロイヌナズナ由来の光受容体に着目し、それを従来のTetシステムと組み合わせることにより、遺伝子発現のオン/オフを「青色光」と「薬剤」で制御できる新しい技術の開発に成功した。この技術(PA-Tetシステム)を用いることにより、マウスの脳の神経幹細胞や神経細胞あるいは皮膚中に存在する細胞など、さまざまな哺乳類細胞において、それらの遺伝子発現を光と薬剤で効率良く制御できることが示された。
 開発技術を用いることによって、幹細胞の細胞増殖や細胞分化に関与する遺伝子のダイナミックな発現パターンを「光」と「薬剤」によって人工的に操作することが可能となり、発生・幹細胞・神経科学研究への貢献が期待される。
 研究成果は、Cell reportsにオンライン掲載された。
(詳細は、www.jst.go.jp)