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UCF研究者、量子特性を示す新たな物質を発見

August, 16, 2018, Florida--セントラルフロリダ大学(UCF)の物理学者が新材料を発見した。これは新時代の量子材料の構成要素になる可能性があり、微視的凝縮物質で構成され、われわれの技術開発を変える見込がある。
 研究者たちは量子時代に入りつつある。シリコンを使って技術を進める代わりに新しい量子材料、導体を発見ししようとしている。これは、サブアトミックレベルでエネルギーを使い,蓄積することができる
 Madhab Neupane助教は、キャリアを量子世界の研究に、この新しい材料の発見に費やした。これは、量子コンピュータや長続きするメモリデバイスを開発する技術の基盤になると見られている。この新しいデバイスは、ビッグデータのためにコンピューティングパワーを高め、電子に供給するために必要なエネルギー量を減らす。
 大手企業がその潜在力を認識し、研究に投資している。Microsoftは、同社のStation Q、トポロジカル量子コンピューティング分野だけを専門とする研究所に投資している。Googleは、Quantum AI LabでNASAと提携している。
 Neupaneのチームが発見した材料、Hf2Te2P – ハフニウム、テルルとリンの化学的化合物は、多数の量子特性をもつ初の材料である。電子構造内に展開する1つ以上の電子パタンがあり、そのために広範な量子特性を持つ。
 研究グループは、研究をさらに進めようと、量子材料の先端的分光特性のためにその特殊装置を使用している。
 「そのような信じがたい材料の発見により、われわれはトポロジカル位相の相互作用の理解を深め、全ての技術が基づいている、新しいモデルの基礎を展開する寸前にある。これは本質的に新しい時代のシリコンである」と同氏はコメントしている。

(詳細は、https://www.ucf.edu/)