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マルチスペクトルイメージングで50年以上テクストが明らかに

June, 22, 2017, Tel Aviv--テルアビブ大学(Tel Aviv University)の研究チームは、先端的なイメージング技術を使い、イスラエル美術館に50年以上前から展示されている陶器破片の裏側のこれまで見えなかった文字を発見した。
 陶片(インク記述のある陶器の破片)は最初、アラド(Arad)の砂漠要塞で1965年に劣悪な条件で発見された。年代は、600 BCE、ネブカドネザルによるユダ王国崩壊の直前に遡る。前面の書き込みは、ヤーウェ賛美で始まり、送金を議論している。これは考古学者と聖書学者が調査した。
 「一連の画像を撮るためにマルチスペクトルイメージングを使用していて、陶片の裏側にいくつかの記述を発見した。テクストの新しい三行が明らかになった」とTAUのArie Shausは説明している。
 研究チームは陶片の裏側に、50の文字を判読することができた。これは、17単語で構成。「裏側の内容は、前面のテクストの続きであることを示唆している」。
 Barak Soberは、「マルチスペクトルイメージングを使うことで前面の判読も大幅に改善され、新たに4行を明らかにすることができた」と話している。
(詳細は、www.tau.ac.il)