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皮膚センサに代わるカメラで未熟児の医療モニタリング

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April, 20, 2017, Lausanne--スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)とCSEMの研究チームが開発した非接触、ワイヤレスカメラシステムは、未熟児のバイタルサインを連続的にモニタする。このシステムは、誤認警報が約90%もある皮膚センサを置き換えることになる。予備試験は、プロジェクトのパートナーである、チューリッヒ大学病院(USZ)の新生児で行われる予定。
 この技術の基盤技術は、スイス研究プログラム、Nano-Teraの一環としてEPFL、CSEM、USZが開発した。
 このカメラシステム開発の目的は、赤ん坊の心拍数と呼吸のモニタリング改善である。USZの新生児学部門のJean-Claude Fauchèreによると、赤ん坊の胸に設置された皮膚センサは、非常に高感度であるために誤認警報が約90%になる、これは主に赤ん坊が動き回るためである。「毎回チェックしなければならないので、これは赤ん坊にとって不快の源になるる。また、ナースにとっては大きなストレス度、時間の無駄になるため、実際の緊急事態に対処できなくなり、ケアの質に影響する」。
 このカメラシステムは、物理的な接触は不要。赤ん坊の心拍は皮膚の色を通して検知する。皮膚の色は、心拍ごとに非常にわずかに変化する。また、呼吸は、胸部や肩の動きを通してモニタする。夜間は、赤外カメラが引き継ぐので、ノンストップでモニタすることになる。
 光学系はCSEMの研究チームが設計。CSEMチームは、スキンカラーの微小変化を感知できる感度のカメラを選択した。EPFL研究チームと協力して、リアルタイムでデータを処理するアルゴリズムを設計した。CSEMは呼吸にフォーカス、EPFLは心拍に取り組んだ。
 チューリッヒ大学病院は同システムを未熟児でテストする予定になっている。
(詳細は、www.epfl.ch)