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超解像度顕微鏡でT細胞受容体を観察

July, 5, 2016, La Jolla--身体が侵入病原体と闘っている時、T細胞を含め、白血球は反応しなければならない。ソーク研究所(Salk Institute)の研究チームは、T細胞表面の活性受容体が、活性化した時に、どのようにまとまるかを画像化した。
 リンパ節におけるこのプロセスの初の可視化であるこの研究は、自己免疫疾患、感染あるいはガンへの対応で免疫系の活動の立上りと停止方法の理解促進に役立つ。
 T細胞は、外膜の受容体が、ウイルス、バクテリア、あるいはガン細胞を消化した他の免疫細胞と結びつくときに活性化する。続いて、活性化されたT細胞は細胞経路のスイッチを入れる。これは体が抗体を積極的に探して破壊し、今後のためにそれを記憶しておくのを助ける。
 研究チームは、ソーク研究所で開発された超解像度顕微鏡を使い、マウスリンパ節のT細胞の膜内のT細胞受容体を約50nmの解像度で観察した。
 新たな画像によって、T細胞が活性化するときにT細胞受容体のタンパク質アイランドがより大きな「マイクロクラスタ」に合体するという以前の観察を確認した。しかし、これは、細胞が活性化する前に、タンパク質アイランドが、Björn Lillemeierチームが「テリトリ」と名付けたグループに、すでにアレンジされていることを明らかにした。「分子レベルで前もって組織化されていることがT細胞を、いわば弾を込めた状態にしているのだ」と、ソークのNomis免疫学・微生物発病研究所准教授Björn Lillemeierはコメントしている。
 表面受容体の組織化により、T細胞は抗体に対して素早く効果的に免疫反応ができる。分子組織化が敏感なT細胞反応をどのように仲立ちしているかの理解は、研究者が免疫系を多少敏感にするのに役立つ。自己免疫疾患の場合、臨床医は免疫系の活動を停止しようとする、活性化を立ち上げると感染やガンとの闘いに役立つ。
 この研究は、身体の他の受容体理解にも影響を与える。これらは、免疫系の内外両方で幅広い機能を持つ。論文の筆頭著者、ポスドク研究者Ying Huは、「われわれの考えでは、細胞表面のほとんどの受容体はこのように組織化されている」と話している。