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アリゾナ大学の研究者、アダプティブオプティクスを使って衛星生成を記録

November, 27, 2015, Tucson--アリゾナ大学の研究者は、LkCa15ディスク(円盤)のギャップに存在する惑星のイメージングを可能にした装置と技術を開発した。
 地球とLkCa15との間は450光年ある。LkCa15は若い恒星で、その周囲に旋回するディスク(円盤)があり、惑星の生誕場所となっている。 
 ディスクは地球から非常に遠く、ガス状で塵の多い層であるが、アリゾナ大学(UA)の研究者はLkCa15ディスクのギャップに存在する発達中の惑星を初めて撮影した。
 UA院生、Stephanie Sallumは、「発達中の惑星を撮影したのはこれが初めてである」と語っている。また、いっしょに研究しているKate Follette(現在、スタンフォード大学)は、「これまでに、発達中の惑星を鮮明に撮影することに成功したものは誰もいない」と話している。
 原始惑星ディスクは、星の形成の残骸を使って若い恒星の周囲に形成される。次にディスク内に惑星が形成され、物質がディスクに留まったり、星に落ちたりする代わりに、形成される惑星に落ちてくるにしたがい塵や残骸がなくなると考えられている。
 研究者たちの新しい観察は、そのような考えを支持するものとなっている。
 UAの研究チームは、そのような難しい観察を可能にする装置と技術を開発した。装置には、大双眼望遠鏡(LBT)、マゼラン望遠鏡とそのアダプティブ(適応型)オプティクスシステム(MagAO)が含まれる。LBTは世界最大の望遠鏡で、アリゾナのマウントグラハムに設置されている。
 LBT適応型オプティクスシステムと新しいイメージング技術を用いることで、研究チームはLkCa15の非常に鮮明な赤外像を撮ることに成功した。
 また、天文学教授Laird Closeと元UA院生Folletteとは、マゼランの適応型オプティクスシステムMagAOを用いて、EisnerとSallumの惑星研究成果を独立に補強した。可視光波長で機能するMagAO固有の能力を用いて、その惑星の水素アルファ(Hα)線スペクトルフィンガープリント、LkCa15とその惑星が成長にともない放出される特定の光波長を捉えた。事実上、ほとんど全ての若い恒星は、そのHα光によって特定される。
 宇宙の物体が形成される時、それは極高温になる。そのような物体は、水素から形成されるので、それらは全て暗赤色の光を発する。天文学者は、それをH-alpha、光の特殊波長と言う。