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キーサイト、波長可変レーザ光源のラインナップを拡張

October, 15, 2015, 東京--キーサイト・テクノロジー(Keysight Technologies)は、8164Bライトウェーブ・メジャメント・システム・メインフレーム用の波長可変レーザ光源モジュールとして81607A、81608Aおよび 81609Aを発表した。
 クラス最高の波長確度を備えた測定器として2015年4月に発表した 81606A波長可変レーザ光源のラインナップに新たなモジュールを追加した。
 これらの新しい波長可変レーザ光源モジュールは、低い自然放出光と狭い線幅、業界最高のパワー再現性と長期安定度という81606Aの特長をそのまま継承している。新モジュールはそれぞれ、必要な出力パワー、チューニング速度、波長確度、再現性をオプションとして選択可能。要求が厳しい光コンポーネントの設計確認、1時間あたりに調整する波長選択スイッチの数の増加、安定性に優れた波長可変光源の入手など、エンジニアのさまざまニーズに、キーサイトの波長可変レーザ光源8160xAシリーズが対応する。
 81607Aバリューライン波長可変レーザ光源は、トップライン・モデルの81606Aを補完する、出力パワーが中程度のモジュール。 最高200 nm/sの双方向掃引中でも±1 pm(代表値)の波長再現性を実現し、パッシブ光コンポーネントの高スループットテストや自動調整に最適。
 また、81608Aバリューライン波長可変レーザ光源は、+12 dBmを超える最大出力パワー、75 dB/nm以上の高い信号対自然放出光比を実現。 81608Aは、最大200 nm/sの双方向掃引で±1.5 pm(代表値)の波長再現性を備えている。このレーザ光源モジュールは、機能、性能、価格のバランスに優れ、コヒーレント伝送実験と設備投資の効率化が求められる製造現場でのコンポーネントテストの両方に最適。
 さらに、81609Aベーシックライン波長可変レーザ光源モジュールは、0.1 pmの分解能、±3 pm(代表値)の波長再現性を備え、300ms以内に波長をステップ掃引できるため、コストパフォーマンスに優れた広帯域光デバイステストを実現するのに最適。 81609Aは、シリーズの他のモジュールと同様に、+12 dBmを超える最大出力パワーと低い自然放出光を実現。±0.01 dBのパワー安定度を1時間以上も保つことができ、広い波長範囲を備えた静的な局部発振器としても使用できるため、レシーバーのテストや伝送実験に最適。
 新しい波長可変レーザ光源はすべて、81600B波長可変レーザ光源ファミリの現行コマンドと互換性がある。また、光測定、光ファイバ測定器の制御や測定結果の解析が可能な高度なソフトウェアであるN7700Aフォトニック・アプリケーション・スイートとも互換性があり、新しいモジュールへの移行が簡単に行える。