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フィニサ、MMF/SMFサポート400GE 技術とCFP8モジュール紹介

October, 5, 2015, Sunnyvale--フィニサ(Finisar Corporation)は、高速光ネットワーキングアプリケーション向けの画期的な技術のデモンストレーションを行った。これには、新しい400GE CFP8モジュール、SMFで10kmリンクを可能にする次世代25GE LR SFP28トランシーバ、低遅延アプリケーション向けのFECなしQSFP28 SR4およびSFP28 SRトランシーバが含まれている。

400G Ethernet技術
 400G Ethernet技術の紹介には、フィニサ100GEと400GEモジュール、Xilinx FPGAsおよびViavi SolutionsとSpirentのテスト装置が含まれる。ライブデモでは、400GE Xilinx FPGAで駆動した4個のフィニサ100GE CFP4 SR4モジュールを使ったエラーフリー400G SR16光リンクを紹介。
 400GE CFP 8モジュールも展示。CFP 8は、400G Ethernetアプリケーション向けの新しい最初の世代の光トランシーバフォームファクタ。すでにCFP MSAで規定されつつあり、これによって1RUホストシステムカードで6.4Tb/sが可能になる。物理的なサイズはCFP2モジュールと同じであり、現在このリンクスピード、CDAUI-16(16×25G)およびCDAUI-8(8×50G)電気I/Oで、マルチモードとシングルモードの両方をサポートする唯一のフォームファクタ。CFP 8モジュールはさらに、QSFP28 100Gポート密度を2倍にし高密度4×100GEファンアウトアプリケーションをサポートできる。また、サービスプロバイダのネットワークアップグレードとして400GEもサポートする柔軟性を提供する。

長波10km 25GE SFP28トランシーバ
 フィニサは、フルデータレート(25.78Gb/s)、SMF 10kmリンクを可能にする25GE LR SFP28トランシーバを紹介。25GEは、Ethernetの自然な進化であり、エンタプライズ、データセンタ、ワイヤレス、アクセスアプリケーションで10GE LRリンクのシームレスなアップグレードパスを可能にする。また、100G PSM4(Parallel Single Mode 4-lane)モジュールによりファンアウト構成で相互動作する。顧客の要求に応えるためにフィニサは、25GE標準の正式規定に先行して量産に移行する計画である。25GE SFP28トランシーバは、現在サンプル出荷中。

FECなし、低遅延QSFP28/SFP28トランシーバ
 低遅延アプリケーション向けにフィニサは、FECなしで同社の100GE QSFP28 SR4と25GE SFP28 SRトランシーバの相互接続性を示した。これらのトランシーバは、OM3で30m、OM4ファイバで40mリンクをサポートする。通常、25GE SR4光リンクのクローズド、エラーフリーを補償するためにIEEE標準ではFECを必要としている。しかしFECは遅延を増やし、遅延を減らしホストボードの消費電力を減らすためにFEC断を要求するアプリケーションは多い。これらのトランシーバの優れた光パフォーマンスは、FECの必要性をなくす。フィニサの内製VCSEL技術と垂直統合機能をベースにしてフィニサは、多様なフォームファクタでnon-FEC、低遅延仕様を満たすことができる。