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Quantel、フランス原子力委員会(EEA)から2000万ユーロの受注

September, 2, 2015, Bordeaux--カンテルレーザ(Quantel Laser)は、開発成功と厳しい適性確認プロセスに続いて、CEAが、フランス、ボルドーのメガジュールレーザファシリティ向けにプリアンプリファイアモジュール最初の製品を発注したと発表した。
 多年契約にしたがい、カンテルはLaser Source Assemblyで使用される重要なプリアンプリファイアモジュールの製造とテストを行う。プリアンプリファイアモジュールは、1ジュールの数十億分の1からの最初のパルスエネルギーを1ジュールに増幅する。さらなる増幅は増幅器セクションで起こる、ビーム結合の後、ターゲットに送られる全エネルギーは100万ジュールを超える。
 CEAのウエブサイトによると、「メガジュールレーザファシリティ(LMJ)はCEAシミュレーションプログラムの重要な構成要素。その目的は、核兵器動作中に到達するのと同様の極限状態下にある物質の挙動を微小スケールで研究すること。LMJは、1秒の数十億分の1程度で100万ジュール超の光エネルギーを数㎜のターゲットに送出すること。フランスは1996年に核実験を無期限停止しているので、シミュレーションプログラムはCEA物理学者がフランスの核兵器の信頼性、安全性、性能を保証する重要要素となっている」。
 「10年以上にわたりQuantelは、この重要技術の設計、開発、製造でフランス原子力公社のチームと密接に協働してきた。設計、製造、テストには前例のない技術課題があるが、この比類のないアプリケーションで求められる厳しい性能を提供してきた」と同社CEO、Alain de Salaberry氏はコメントしている。
 システムが全機能を発揮するには、22のレーザビームラインに装備するためにトータルで90のプリアンプリファイアモジュールが必要になる。CEAは、メガジュールレーザの全ラインに完全装備するために第2の同規模の発注を行う見込みである。