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Warwickテラヘルツセンサで隠された物体検出が高速化

July, 10, 2015, Coventry--ウォーウィック大学の研究チームが開発した、新しいタイプのセンサは、隠された物体の発見と特定に使用されている競合技術よりも遙かに高速である。
Q-Eyeと名付けられた技術は、スペクトルのテラヘルツ領域、マイクロ波と赤外光の間のスペクトル放射を検知する。デバイスは、物体からの電磁放射がQ-Eyeセンサによって吸収される際の温度上昇を検出することで機能する。非常に小さな量子エネルギー(シングルフォトン)でも検知可能。
同デバイスは今月アメリカの空港セキュリティで報告された弱点への対処にも役立った。空港では、偽物の武器と爆発物がこっそり持ち込まれると、95%のケースは発見されない。また、小売業における隠された品物の発見、非破壊モニタリング、例えば薬品や食料の品質制御などでも有用性が実証されると考えられる。他のアプリケーションとしては、天文観察、気象科学観察、医療診断がある。
標準のシリコンプロセスを用いて造られる、特定のアプリケーションに適合した設計を含む多数のディテクタは、大型ウエハ(300㎜)で簡単に製造でき、均一性は優れているので、既存技術との差は大きい。
特許になっているデバイスは、アルミの薄膜が歪をかけてシリコン層の最上層に堆積され、電子冷却(e-cooling)プロセス生成に用いられる。シリコン層の電子は、入射に対する感度が高くなるようにシリコン格子から隔離されている。この画期的なe-coolingプロセスが、Q-Eyeセンサの比類のないパフォーマンスの秘密であり、これによって高速イメージングと物質特定が可能になる。