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三菱電機、プロジェクタ用638nm赤色高出力半導体レーザ発売

June, 25, 2015, 東京--三菱電機は、パルス光を使用するプロジェクタの光源として、発光波長638nmの鮮やかな赤色で世界最高のパルス駆動光出力2.5Wを実現した赤色高出力半導体レーザ「ML562G84」を9月1日に発売する。赤色の再現性が高く、消費電力が小さいパルス光を使用するプロジェクターの製品化に寄与する。

新製品の特長
1.レーザ素子の構造変更により、発光波長638nmでパルス駆動光出力2.5Wを実現
・レーザ素子の層構造の変更や発光領域サイズの拡大により、世界最高のパルス駆動光出力2.5Wを実現
・全時間に対して光を出力している時間の割合であるパルスデューティ比40%まで対応
・視感度の高い波長638nmとパルス駆動光出力2.5Wにより、LD1個あたり約120ルーメン相当の光源の構成が可能(パルスデューティ比40%時)
・電力変換効率約39%(ケース温度25℃、パルス駆動2.5W時)の高効率を実現し、消費電力を低減

(注)視感度:視覚的に感じる明るさの度合いを表す量(lm/W)。同じ強さの光でも、波長が異なれば明るさの感覚が異なり、波長638nmの光は波長642nmの光と比較して視感度は21%向上する

2.パッケージの変更により、業界トップレベルの広い動作温度範囲を実現
・φ5.6mmから大型のφ9.0mm TO-CANパッケージに変更し、放熱性を改善
・パルス駆動光出力2.5Wで、0~45℃の動作温度範囲を実現