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SEEOR、エバネセント結合非機械式ビーム操作

June, 8, 2015, Laurence-- ベセント・フォトニクス(Vescent Photonics, Inc)のSEEOR(Steerable Electro-Evanescent Optical Refractor:ステア可能な電気-エバネセント光リフラクタ)は、比類のない電気光学液晶の恩恵を受けて、高度に可変できる2Dスネル法則プリズムを実現している。
 SEEORは、ファイバ結合入力ビームを受け、出力レーザビームをアナログ制御電圧により30×5°視野(FOV)で操作する。真に連続スキャンであるので、完全にカバーする(2πリセットギャップはない)。非共鳴ステアリングであり、「ズームイン」、FOVのユーザ定義部分のみをカバー、対象追跡、あるいは所与の方向に時間制限なく照準を合わせておくこともできる。高スループットと優れた出力ビーム品質であるので、結果的に正確で詳細なデータが得られる。
 導波路内の光のエバネセント部分は、クラッド層の屈折率の影響を受けて伝搬する。したがって、導波路が経験する屈折率は、コアとクラッドの加重平均となる。2D導波路の液晶クラッドは、屈折率の電圧チューニング係数、0.04/V(リチウムナイオベートの10万倍)を示す。波とプリズム形状の電極とが相互作用している間に屈折率をチューニングすることで、精度よく大きなFOVで光の屈折率が可変できる。
 低電圧制御、低消費電力、軽量。高走査角、高効率、高精度&精密。連続、非共鳴走査。SEEORは非機械的であり、野外装置に容易に組み込める小さなパッケージからのレーザを走査できる。