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クラリファイ、テラビットラインカードを可能にする集積CFP2-ACO

March, 27, 2015, Irvine--クラリファイ(ClariPhy Communications)は、世界初の集積CFP2-ACOコヒレントシングルボード・レファランスデザインをOFCでデモする。
 これにはCL20010 200Gbps(200G) SoCとCFP2-ACOスロットが含まれており、大手エコシステムパートナーのプラガブルトランシーバをサポートする。
 100Gと200GラインレートをサポートするCL20010は高密度(最大1Tbps)光トランスポートインフララインカードを可能にする。
 小型CFP2-ACOフォームファクタをサポートするソリューションが出てきたことで、データセンタインタコネクトやメトロ/リージョナルパケットオプティカルトランスポートネットワークなどのアプリケーションの高密度化、ハイパフォーマンス化が可能になる。また、プラガブルトランシーバは、コスト、拡張性、交換の容易性などの利点が実証されている。コヒレントDSPsとプラガブル光モジュール間のリニアインタフェースの複雑さが業界にとって課題になっており、設計制約やパフォーマンスにかなりの注意を払う必要があった。クラリファイの集積100G/200G CFP2-ACOレファランスプラットフォームは、そうした課題を解決し、結線図およびレイアウトファイルで次世代デザインを促進し、市場投入を早めることができる、また顧客にとってもリスク低減となる。
 クラリファイは、レファランスデザイン開発で業界トップのモジュールサプライヤと密接に協働してきている。これによって適合性が保証され、同時にOIFのCFP2-ACO実装合意(IA)を完全サポートするパフォーマンス最適化を行っている。設計は、2つのボードを単一のPCBレファランスプラットフォームに移行するので、企業にとっては独自のラインカード設計が容易になり、併せてCFP2-ACOスキューコントロール、プリエンファシス、キャリブレーションにより光ラインカードの製造を容易にする。
 クラリファイは、CL20010とCFP2-ACOモジュールを統合した実証済みデザインを顧客に提供している。レファランスデザインスキーム、Gerberレイアウトファイルおよびその他関連のラインカード開発資料を提供することで、市場投入までの時間、開発コスト、エンジニアリング検討を大幅に削減できる。

製品詳細
 クラリファイのLightSpeed-II CL20010 28nm マルチモードSoCは前例のない集積度、パフォーマンス、SDN機能を提供しており、これによってネットワークは自動的にトラフィック増や伝送距離の変化に適合する。その画期的な設計には、単一波長で100G/200G 16QAM変調サポートが含まれている。この場合、DWDMスペクトル75GHzで400Gデュアルキャリアスーパーチャネルが可能になり、現行の100Gコヒレントシステムに比べてファイバ容量は170%増、ビットあたりのコストは50%減となる。先進的なイコライゼーションアルゴリズムにより、両デバイスとも、CD、PMD、非線形を含むチャネル障害を克服することができる。標準100G QPSK変調を業界最高のOSNRパフォーマンスでサポートするのでキャリアは、3500km超の伝送距離で100G、200Gおよび400G伝送向けの単一のソフトウエアプログラム可能ラインカードを柔軟に利用することができる。
 28nm CL20010は複数のOEM顧客に出荷中であり、何社かのTier1キャリアでトライアルに成功している。