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Lasertel、LLNLにハイパワーレーザダイオードアレイを導入

March, 16, 2015, Tucson--Lasertelは、ローレンスリバモア国立研究所(LLNL)にハイパワーレーザダイオードアレイを納入し、導入を完了した。
 このアレイは、高繰り返しレート、先進的ペタワットレーザシステム(HAPLS)の主励起光源となる。HAPLSは、チェコ共和国のELI(Extreme Light Infrastructure)に設置される。このレーザダイオードは、極めて要求の厳しいHAPLSレーザの要件を満たしながら、拡張性、輝度などの世界記録を破り、複数の新たな記録のカテゴリを成立させた。
 LLNL設計のHAPLSレーザは、過去数年に開発された画期的なレーザ技術をベースにしており、1ペタワットを超えるピークパワーを可能とする。この途方もないパワーが国際的な科学研究を促進する。例えば、先端イメージング、粒子加速、医療アプリケーション、生物物理学、化学、量子物理学などの分野、国家安全応用やレーザピーニング、レーザ核融合などの産業プロセス。アプリケーション領域は広範にわたる。
 Lasertelが供給した個々の半導体レーザダイオードアレイは、水冷スタックにマウントした888nmレーザダイオードバーで構成されている。アレイは、世界記録輝度10kW/㎝2で動作し、繰り返し周波数は10Hz。個々のアレイはトータルピークパワー800kWで動作し、そのようなアレイが結合されてHAPLSの主励起レーザとして使用される。過去最大数アセンブリ、50万個を超えるレーザダイオードエミッタを結合したことで、入力パワー全体は3.2MWとなる。