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OSRAM、ブルーLEDチップの効率が大幅向上

February, 19, 2015, Regensburg--オスラム(Osram Opto Semiconductors)は、青色大電流チップの順電圧に関して第一級の値を達成した。これにより、効率が最大8%向上した。
 最適化されたInGaNチップはUX:3技術をベースにしている。これは、青色LEDs、白色LEDsの基盤となっており、すでに生産に用いられている。オスラムは、2015年夏までにさらに20~30mVの削減を目論んでいる。これにより、効率は一段と改善される見込みである。
 例えば、青色Osram Oslon Square (LD CQAR)は今では、これまでデータシートで仕様化されていた3.05Vの代わりに一般に順電圧わずか2.87Vとなっている。これは、このコンポーネントクラスでは最小値であり、85℃で2.78Vがこのコンポーネントで達成可能となっている。動作ポイントにもよるが、これによってLEDsの効率が6~8%改善することになり、UX:3チップファミリ全体の改善となる。これらのチップは、全ての青色および白色LEDsに使用されている。これらLEDsは極めて広範なアプリケーションで使用される。例えば、Osram Oslon Squareは街灯や産業用照明で使用されている。「順電圧の低下は、エピタキシの新しいプロセスによものである」とプロジェクトマネージャー、Dr. Marcus Eichfelderは説明している。
 なおも大きな可能性がある。「研究室では、さらに順電圧を30mV減らすことに、すでに成功した」と、エピタキシの専門家、Dr. Joachim Hertkornは語っている。これにより、LEDチップの効率は、さらに数%改善されることになる。Hertkorn氏は、「第一段階成功のスピードから見て、改善されたプロセスは2015年夏までには製造に移行できる」とコメントしている。