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サテライト間で瞬時にデータ転送

January, 6, 2015, Berlin--24/7でリアルタイムにデータを高速転送する技術の開発に取り組んでいる研究チームは、欧州宇宙機関(ESA)指揮下で、この目標に大きく近づいた。
 40000kmの距離で、地球近傍と静止衛星間でデータ転送に初めて成功した。将来、この相対的に低い軌道で飛ぶ衛星が宇宙のデータハイウエイで環境とセキュリティ監視のデータを供給することになる。また、地球観測や距離側用のアプリケーションも大幅に改善できる。
 この成功に貢献したチョコレートキャンディサイズのレーザモジュール、フェルディナンド・ブラウン研究所(FBH)のコンパクトで極めて高信頼のレーザダイオードベンチがレーザ技術の中核にある。高効率固体レーザ用の励起光源としてこれらのFBHベンチは、Tesat-Spacecomのレーザ通信端末機(LCT)で滞りのない通信を保証する。LCTsは、衛星間光通信の中核装置。これにより、増大するデータ量を光で迅速かつ高信頼に長距離転送できる。これらの端末装置は、地球近傍の静止軌道上の衛星間で1.8Gb/sのデータレートを可能としている。
 FBHのレーザモジュールは、AlGaAs導波路構造に埋め込まれたGaAsP量子井戸のブロードエリアダイオードレーザバーをベースにしており、波長808nm、外部ブラッググレーティングで安定化されている。レーザ光はレンズとミラーでコリメートされ、最終的に光ファイバに結合されて固体レーザをを高効率高信頼に励起する。