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ベライゾン、ULHネットワークにCienaの200G技術を導入

December, 22, 2014, New York--ベライゾン(Verizon)は、シエナ(Ciena)のWaveLogicコヒレント光プロセッサ、最新の光トランシーバ技術を導入することで初の200G技術オフィスアプリケーション(FOA)を完了した。
 200G波長は、ボストンとニューヨーク間、ベライゾンの超長距離(ULH)生産ネットワーク約200マイルに、12月早期に設定された。200G技術は、現行ネットワークインフラでの動作に成功しており、同じネットワークで伝送している顧客のライブトラフィックに影響を与えることはない。また、既存のファイバやネットワーク装置の変更のために投資する必要もない。
 2013年にCienaとともにベライゾンは200Gトライアルに成功しており、今回初のオフィスアプリケーション導入でも先進的なWaveLogicコヒレント光機能を採用した。このソリューションにより、単一波長で伝送できる情報量が増え、同時に信号品質を劣化させることなく伝送可能距離も増やすことができる。
 このFOAは、運べるトラフィック量を増やすために一般的な50GHzチャネル間隔の単一波長で16QAMを使用することでスペクトラル効率を2倍にできることを立証した。16QAM技術は波長あたりのビット数を2倍にし、標準的な100G技術に比べてエンコードするデータを2倍にする。
 「コンシューマもビジネスも、生活がますますオンラインで行われるようになるので、より柔軟で効率的な、トラフィックを運ぶ方法が不可欠になる」とベライゾンのネットワーク基盤プラニング担当SVC、Ed Chan氏は語っている。さらに同氏は「200G技術への移行は、オンラインビデオ、LTE 4Gやクラウド利用などを原動力とするトラフィック増に先行するために必要不可欠である」と付け加えている。