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MODE-GAP、フューモードファイバ増幅器を発表

December, 12, 2014, Southampton--MODE-GAPプロジェクトは、最新の商用製品、フューモードファイバエルビウム添加増幅器(FM-EDFA)を発表した。
 MODE-GAPはヨーロッパの共同R&Dプロジェクトで、空間分割多重(SDM:フューモードファイバの分離空間モードを使ってチャネルデータを分離して伝送)を研究している。目的は、通信ネットワークの予想される容量不足解消に寄与すること。
 製品は、MODE-GAPプロジェクトの伝送実験用に開発されたもので、MODE-GAPによると、4年のR&Dを経て、市販されるのはこの種のものでは初めて。
 サザンプトン大学で開発された新しいFM-EDFAは、2011年にMODE-GAPに参加したファイバ専業企業、フェニックス・フォトニクス(Phoenix Photonics)が製造する。
 新製品は、初のコア励起増幅器であり、フューモードファイバでモード分割多重(MDM)伝送を研究している研究者がただちに利用できるものとなっている。同製品は、光ファイバメーカーOFSが設計した3モード、6モードに適合する形態で提供される。今年初め、MODE-GAPプロジェクトはフルモードファイバ技術伝送リンクを用いて記録的な長距離伝送を実証した。この実験は、サザンプトンのFM-EDFAsを使うことで可能になった。
 FM-EDFAは、プロジェクトの成果として現在市販されている範囲では最新の製品。プロジェクトの成果には、OFS Fitelのフューモードファイバ、フェニックス・フォトニクスのファイバモードコンバータ、エブラナフォトニクス(Eblana Photonics)の2µmエミッタレーザがある。