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クラリファイ、200Gコヒレント光SoCを出荷

September, 25, 2014, Cannes--クラリファイ(ClariPhy)は、LightSpeed II CL20010出荷を発表した。CL20010は業界初の28nmコヒレントSoCであり、同社によると、物理層で真のSDNを可能にするマルチレート、マルチ変調アーキテクチャを提供する唯一のソリューション。CL20010の構成可能帯域は、波長当たり40G~200Gのデータレートをサポートしており、急速に変化するネットワークインフラ市場によるパフォーマンスと拡張性要求に対処可能となっている。
 世界の主要なデータセンタオペレータや通信事業者は、世界的な容量逼迫に対処するために光トランスポートインフラのアップグレードを行っている。世界中のキャリアが、最小ビットコストで拡張性のあるコヒレント伝送ソリューションを求めている。6月に発表されたCisco VNIによると、2018年の世界のインターネットトラフィックは2005年の全世界インターネット容量の64倍になり、2015年までにはメトロトラフィックが長距離(LH)を上回る見込みだ。
 LightSpeed-II CL20010 28nmマルチモードSoCは前例のないレベルの集積度、パフォーマンス、SDN機能を提供するもので、ネットワークはトラフィック増の変化に自動的に適応できる。
主な特徴
・単一波長で200G 16QAM変調をサポートする業界初の標準製品SoC。75GHz DWDMスペクトラムで400Gデュアルキャリアチャネルを可能とする。
・現状の100Gコヒレントシステムに対して、ファイバ容量で170%増、ビットあたりのコストは50%減。
・業界最高のOSNRパフォーマンスで標準100G QPSK変調をサポートし、キャリアは1つのソフトウエアプログラマブルラインカードを用いることで200Gと400G伝送を3500kmを超える距離で柔軟に利用できる。
 200GについてOclaroの集積フォトニクスビジネス、プレジデント、Richard Craig氏は、「市場に力強い需要がある」とコメントしている。「光トランスポートネットワーク、新しいデータセンタ、クラウドベースネットワーク用途で200Gコヒレントソリューションに力強い需要がある。このようなアプリケーションでは、最先端のパフォーマンス、ネットワークの柔軟性、豊富な機能が求められている」。
 同氏によると、クラリファイの最新200GコヒレントSoCは、OclaroのアナログコヒレントCFP2モジュールで優れたパフォーマンスを示している。
 また、400Gについて、クラリファイCEO、Nariman Yousefi氏は、「ネットワークオペレータにとっては最優先事項である」とコメントしている。
 CL20010は多数のOEM顧客に出荷されており、Tier1キャリアの中にはすでにトライアルに成功したところもある。