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無人探査機(AUV)に島津製水中光通信装置の試作機搭載

May, 31, 2022, 京都--島津製作所は、国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)による自律型無人探査機(AUV)で海底に設置した観測システムからデータを自動回収する実証実験に協力した。
 実験は、「ハーベスティング」と呼ばれる回収方式として世界初の成功となった。実験で使用したAUVには、島津製品の水中光無線通信装置「MC100」の上位機種(試作機)を搭載した。

日本の広大なEEZ(排他的経済水域)のほとんどは深海であり、海底には地震計など多数の観測装置が設置されている。従来、観測データの回収には装置そのものを海底から揚収する必要があり、再設置まで含めたコストが大きいことや、観測の不連続性によるデータ品質の低下などが懸念されていた。この状況から、深海底付近で自動航行が可能なAUVと、水中でWi-Fi接続を確立する光無線通信装置を用いることで、海底に設置した観測装置からデータのみを回収する「ハーベスティング」が注目されていた。
(詳細は、https://www.shimadzu.co.jp)