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Raytheon、指向性エネルギー技術開発に1100万ドル助成金を獲得

August, 18, 2014, El Segundo--レイシオン(Raytheon Company)によると、1100万ドルの契約を獲得したことで、レーザ兵器システムは現実に一歩近づく。海軍研究事務所の計画にしたがい、レイシオンは、敵無人機のような低空飛行の脅威を撃退する能力がある車輌搭載レーザ機器を開発する。
 同プログラムで必要となるのは、最小出力25kWのHumvee搭載短距離レーザ兵器システムのフィールド実証。レイシオンが作製したレーザは、米海兵隊の要求するサイズ、重量、出力を満たすようにパッケージされる。
 「レイシオンのレーザソリューションは、小型、軽量で耐久性の高いパッケージで高出力を生成するもので、移動プラットフォームに最適である」とレイシオンのスペースシステムズ担当VP、Bill Hart氏はコメントしている。
 同社の平面導波路(PWG)技術は、高エネルギーレーザに対する独自のアプローチの決め手になっている。12インチ定規のサイズと形状の単一PWGを使い、レイシオンの高エネルギーレーザは、小型航空機と効果的に交戦するに十分な出力を生み出す。
 「当社のPWGレーザアーキテクチャは拡張可能である。GBAD(Ground Based Air Defense )に使用しているのと同じコンパクト設計で漸次出力レベルを高めて行くことができる。当社は、海兵隊Humvee搭載高エネルギーレーザの実証により、極めて近い将来に交戦現場での指向性エネルギー兵器システムに道を開くことになる」とHart氏は語っている。