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ICS、量子アプリケーション向け初の894.6nm VCSEL発売

February, 14, 2022, Manchester--Integrated Compound Semiconductors (ICS)は、特に原子時計や量子磁力計アプリケーション向けに設計されたVCS894.6-DP Vertical Cavity Surface Emitting Laser (VCSEL)の発売を発表した。

VCS894.6-DPは、平面デバイス、894.6nmの単一縦モード放射、波長は、Cs原子のD遷移線に一致している。デバイスは、80℃、2mAで、高いモード安定性であり、SMSR 25dB、40MHzの狭いスペクトル線幅。VCS894.6-DPは、0.07nm/°Cの低い温度シューニング係数で使用可能なポータブルアプリケーションに適しており、原子時計構成で予備テストに成功した。

VCS894.6-DPは、量子などのアプリケーション向け狭線幅、高いモード安定性を必要とする顧客向けシングルモードVCSELsポートフォリオの初の商用リリースである。最新のテスト方法により有効になった、製造されたVCSELsは、パッケージング時点でシングルモード放出が保証されている。

そのVCSELポートフォリオは、Compound Semiconductor Centre (CSC)との提携により拡張性のある製造工程で製造されている。CSCは、MOCVDプラットフォームを利用して高い均一性のエピタキシャルプロセスを開発している。

「このVCSELsの仕様化は、特に難しい。当社は、量子技術の商用アプリケーション向け市場の経路を可能にするVCSEL技術のシステムインテグレータをサポートする用意がある。当社の統合力とCSCとの提携によりわれわれは、量産プラットフォームで高度にカスタマイズされたVCSELsを開発できる。量子アプリケーション以外で、狭線幅VCSEL技術による顧客のサポートを楽しみにしている」とICSのVCSEL技術リーダー、、Dr Ioannis Kostakisは、コメントしている。

また、CSCプログラムマネージャ量子技術、Dr Denise Powellは、「ICSとともに当社はハイパフォーマンスVCSEL技術を製造している。過去5年で量子技術は、著しく進歩した。高い均一性のGaAsベースエピタキシャルソリューションによりVCS894.6-DP製品でICSサポートにワクワクしている。開発技術は、厳しい波長制御を必要とする他のアプリケーションにも適用可能である」とコメントしている。