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NASA、植生に影響を及ぼす気候を追跡する装置を選定

August, 5, 2014--NASAは、国際宇宙ステーションから地球の植生の変化を観察する2つの新しい測定機器の提案を選定した。センサは、気候の変化や土地利用の変化によって森林やエコシステムがどのように影響を受けるかを見る新しい方法を提供する。
 メリーランド大学のレーザベースのシステムは林冠の構造を観察する。この機器は2019年に完成予定で、コストは9400万ドル程度。NASAの高分解能多波長イメージング分光計は、植生による水利用の効果を研究する。この装置は20108年に完成予定で、コストは約3000万ドル。
 メリーランド大学のRalph Dubayah氏は、グローバルエコシステム動力学調査(GEDI)Lidarの主席研究者。このプロジェクトではレーザベースのシステムを使って、熱帯の林冠、北緯高緯度のツンドラの観察を含め、広い範囲の気候を調査する。人間が影響を与える活動と自然の気候変動の両方からの炭素循環で、自然の炭素蓄積の変化促進に、このようなデータが役立つ。
 JPLSimon Hook氏はECOsystem Spaceborne Thermal Radiometer Experiment on Space Station (ECOSTRESS)の主席研究員。このプロジェクトでは、高分解能の熱赤外放射計を使って植物の蒸発散量、成長する葉から失われる水、地面からの蒸発を計測する。これらのデータは気候でエコシステムがどのように変わるかを明らかにし、水の循環と、自然と農業の両方の植物の成長の効果との重要な関係を示す。
(詳細は、www.nasa.gov)