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島津製作所と堀場製作所、計測機器「LC-Ramanシステム」を発売

June, 30, 2021, 京都--島津製作所と堀場製作所は、島津製作所の高速液体クロマトグラフ(HPLC、以下LCと表記)および堀場製作所のラマン分光装置(ラマン)を融合させた計測機器「LC-Ramanシステム」を発売した。

新製品は、昨年8月に両社が開始した協業の成果で、世界初となる複合システム。LCの「わける」技術と、ラマンの「みえる」技術の結合により、計測の精度や効率を大幅に高めるとともに、未知成分の検出も期待でき、新たな計測価値を提供する。

製品の特長
1. 「くっきり」判別:混合試料の構成成分を明確化
LCが効率的に混合試料中の成分を分離し、成分ごとにプレート上に滴下して濃縮する。続いてラマンが各成分のラマンスペクトルを計測。得られたラマンスペクトルをデータベースと照合することで各成分の同定を行う。これにより、従来のラマンよりも100倍以上の超高精度で判別するとともに、複雑な構造を持つ化合物の計測および未知成分の検出などに貢献する。

2. 「すっきり」整理/「かんたん」操作:データの一元管理と直感的な操作
LCとラマンをつなぐ専用ソフトウェア「LiChRa(リクラ)」を開発した。「LiChRa」は装置を一括制御するだけでなく、LCとラマンでそれぞれ得られたデータや試料情報を紐付け、一元管理する。また、シンプルかつ直感的な画面構成で、初心者でも分かりやすい操作を可能とした。計測結果などデータの一括閲覧や検索も容易。

3. 多種多様な計測アプリケーションの展開
LC-Ramanシステム向けに、早稲田大学理工学術院の竹山春子教授を交え、三者共同でライフサイエンスやバイオサイエンス市場向けのアプリケーションを開発している。産学連携のシナジーも活かし、様々な計測シーンにおける課題を解決する。
また、島津製作所と堀場製作所は、「LC-Ramanシステム」による合成樹脂の構造解析手法を開発した。
(詳細は、https://www.shimadzu.co.jp)