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Holst Centre、NIR光利用血管パターン検出センサ

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February, 8, 2021, Eindhoven--人の血管のパターンは、指紋と同様に固有である。しかし指紋とは違い、それの複製はできない。つまり、それは指紋と比較すると、個人特定には遙かに安全、セキュアな生体認証となる可能性がある。しかし、その固有のパターンを読み取るには、その手を調べる機能が必要である。

Holst Centreは、有機フォトダイオードベースの大型画像センサ開発の最前線にあり、可視光とX線で幅広いプロトタイプを作製している。今回、この技術プラットフォームを近赤外(NIR)に拡張した。この波長域の光は、皮膚を透過するが、血液のヘモグロビンに吸収されるので、血管パターンの検出に理想的である。

Holst Centreの研究グループは、有機NIRフォトダイオードと酸化物薄膜トランジスタバックプレーンおよびフォーカスレンズを組み合わせてNIR画像センサを作製した。サイズは、2.4×3.6㎝、人の掌、複数の指を離れて撮像できる大きさである。分解能500-ppiは、生体認証画像センサでは最先端であり、血管パターンの高品質画像を撮ることができる。加えて、センサ940nmで外部量子光率(EQE)40%、暗電流は10-6 mA / cm2である。

「NIR光源と組合せ、プロトタイプ画像センサは、血管パターン検出により、非接触生体認証セキュリティに扉を開く。当社の薄膜技術により、極薄、潜在的にフレキシブルなセンサが実現し、既存のディスプレイや、携帯電話、ATMスクリーンなどに簡単に組みこめるので、個別のIDやクレジットカードが不要になる」とHolst Centreのシニア研究者、Daniel Torderaは説明している。

(詳細は、https://www.holstcentre.com)