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広感度波長 400~1,700nm業界最小クラスの受光素子を実現

June, 3, 2020, 京都--株式会社京都セミコンダクターは、400~1,700nm の広い範囲で感度を有するシリコンとインジウムガリウムヒ素(InGaAs)の受光素子を同一光軸上に並べた業界最小クラスの表面実装型の KP-2 二波長フォトダイオード KPMC29 (KP-2Two-tone PD)を開発した。

広い感度波長と同社従来品に比べ 1/8 の体積比を実現した小型なパッケージにより、パルスオキシメータなどの生体モニタを行う医療分野やウェアラブル活動量計などのヘルスケア分野で応用が期待される。また、シリコンとインジウムガリウムヒ素の受光素子からの光電流信号を独立に取り出せるため、その光電流比を測定することで高温の物体に直接触れることなく温度を測定する放射温度計などの用途にも応用が可能になる。

製品の特長
1.広い感度波長 (400~1,700nm)
短い波長に感度を有するシリコンの受光素子と、長い波長に感度を有するInGaAsの受光素子を同一光軸上に積層することにより、波長域を広げることに成功した。
2.業界最小クラスの小型表面実装型パッケージ
小型化を達成するため KP-2 Two-tone PD は、最初に光が透過するシリコンの受光素子の基板側に設けた凹状の窪みにInGaAsの受光素子を収納することで、パッケージの高さを極限まで低くすることが可能になった (特許出願中。特許査定受領済)。
これにより同社従来品に比べ、体積比で 1/8 まで小型化を実現した。

(詳細は、https://www.kyosemi.co.jp/lp/kpmc29/)