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AOI、自動車LiDAR向けに狭線幅レーザを発表

April, 2, 2020, Sugar Land--Applied Optoelectronics, Inc.(AOI)は、特に自動車用LiDAR向けに設計されたハイパワー、狭線幅レーザを発表した。

現在の自動車LiDARシステムは近赤外ベースであり、これらのレーザはアイセーフではない。したがって、エミッタ出力が制限されている。この出力制限は、LiDARシステムの効果的センシング範囲の制約となる。AOIのレーザは、アイセーフ出力限界が遥かに高い長波長1550-nm付近で動作する。したがって検出距離が長くなり、現実の自動車センサにより適したレーザとなる。

高い光出力と狭線幅を組み合わせることで、広い線幅の同じようなレーザと比べて、レーザのコヒレンス長が増加し、LiDARシステムの検出距離が一段と延びる。新開発のレーザは、周波数変調連続波(FMCW) LiDARシステムで使用を意図したものであり、現在利用できる、より一般的な振幅変調LiDARシステムと比べてノイズ除去が優れている。

AOIの Senior VP/ GM、Dr. Fred Changは、「AOIの半導体レーザ設計と製造における専門技術により、当社はこの画期的な狭線幅レーザを提供できるようになった。現在の自動車LiDARシステムは、利用できるレーザによって制約されている。AOIの新しい1550-nmアイセーフレーザにより、検出距離と精度が改善された最先端のFMCW LiDARシステムが可能になる。これは、先進的な自律走行車技術にとって極めて重要である」とコメントしている。