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ネオフォトニクス、完全Lバンドコヒレントオプティクス

March, 27, 2020, San Jose--ネオフォトニクス(NeoPhotonics Corporation)は、一連のLバンドコヒレント光モジュールを発表した。これに含まれるのは、64 GBaud L-Band High Bandwidth Coherent Driver Modulator (HB-CDM)、64 GBaud L-Band Intradyne Coherent Receiver (ICR) およびultra-narrow linewidth L-Band tunable laser Micro-ITLA。ネオフォトニクス標準Cバンドコヒレントコンポーネントと組み合わせると、これらの新製品で顧客は、光ファイバリンクの容量を2倍にできる。

Cバンドは通信の主要バンドであり、中心波長1550nm付近。Lバンドは、1590 nm付近の中心波長を使い、特に長距離ネットワークでデータ容量を増やすためにCバンドの補完に主に利用されている。ネオフォトニクス64 Gbaudコヒレントコンポーネントとチューナブルレーザは、64QAMを使い、短距離データセンタインタコネクト(DCI)リンクで、シングルチャネル600Gデータ伝送を可能にする。これらのコンポーネントは、64Gbaudと16QAMを使い400-600kmメトロで400Gをサポートする、また64GbaudとQPSKを使い1000kmを超える長距離で200Gもサポートする。

ネオフォトニクスLバンドECL micro-ITLAは、超狭線幅と低い位相雑音のピュア光信号向けCバンドレーザと同じレーザアーキテクチャを含む。コヒレントシステムでは、レーザの線幅による、信号とレファランスレーザの位相におけるどんなエラーもデータエラーの原因となるので、高次変調を使うシステムでは狭線幅が極めて重要になる。

ネオフォトニクス64Gbaud LバンドHB-CDMは、InPベースMZ直交変調器チップとリニア、クワッドチャネル、差動64Gbaudドライバを同一パッケージに収めている。HB-CDMのCバンドとLバンドの両方とも、OIF実装合意(IA) OIF-HB-CDM-01.0 “High Bandwidth Coherent Driver Modulator”に適合している。

ネオフォトニクス64Gbaud LバンドMicro-ICRは、集積コミキサチップおよび4個の差動リニアアンプと4個のバランストフォトダイオードを搭載して、64Gbaudで4出力チャネルを提供。High Bandwidth Coherent Receiverのフォームファクタは、OIF Implementation Agreement for Micro Integrated Intradyne Coherent Receivers; IA # OIF-DPC-MRX-02.0に適合するように設計されている。

標準Cバンドで提供される以上の容量を必要とするが、フルLバンドを必要としないアプリケーションには、これらのコンポーネントの各々が“C++”バージョンで利用できる。これは、スペクトルの6.0THz、つまり標準システムの50%以上までをカバーするフル“Super C-band”でのチューニングをサポートしている。これらのC++コンポーネントは、75GHzチャネルスペーシングで80チャネルをサポートすることができ、標準Cバンドオンリーのシステムの同等距離で光ファイバ容量を50%効果的に増やすことができる。

(詳細は、https://www.neophotonics.com/)