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Ranovus、シングルチップODINシリコンフォトニクスエンジン

March, 17, 2020, Ottawa--Ranovus Incは、ODINプラットフォームを発表した。ODINは、Ranovusの100Gbps/λシリコンフォトニクスエンジンを800Gbpsから3.2Tbpsに拡張する。これは、シングルチップで、モジュールとCo-Packaged Opticsの両方をサポートする。

Ranovus ODIN プラットフォームは、同社の多波長量子ドットレーザ(QDL)の破壊的イノベーションを組み込んでいる。これは、Tier1パッケージングエコシステムがサポートするシリコンフォトニクスベースのマイクロリング共振器変調器とフォトディテクタ、100Gbpsドライバ、100Gbps TIAおよび制御ICsをシングルチップにしている。

Ranovus会長/CEO、Hamid Arabzadehは、「ML/AIは、われわれの社会のイノベーションの背後にある。それらが新しいコンピュート、ストレージ、ネットワーキングパラダイムをデータセンタの内外に作り出した。そのアルゴリズムを刺激するデータトラフィックの増大は、スケーラブルでパワー効率のよいネットワーキング技術を必要としている。ODINプラットフォームは、今日のソリューションに対して、Gbpsあたり50%の電力消費を削減し、75%コスト/Gbps低減となる。ODIN 8は、コンピュート、ストレージおよびネットワーキングソリューション向けのマルチテラビットCo-Packaged Opticsの始まりである」とコメントしている。

Ranovus ODIN 8フォトニクスエンジンのハイライト
・業界最小電力消費/Gbpsとコスト/Gbpsソリューション
・0.4nsec低遅延とプロトコルアグノスティクエンジンでML/AIアプリケーションサポート
・CWDMとDWDMアプリケーションで10m~2km伝送距離をサポート
・100Gbps/64Gbps/50Gbps PAM4 or 50Gbps/32Gbps/25Gbps NRZの8光チャネル提供
・DR & FR構成サポート
・QSFP-DDとOSFPモジュール形状サポート
・25.6Tbpsと51.2Tbps Ethernetスイッチ構成をサポート

「イントラデータセンタトラフィックは、データセンタの外のあらゆるものを上回るスピードで伸びており、次の5年で3倍になると予測されている。トラフィックの成長が、世界のエネルギー消費を促進するが、それは今の軌跡では持続可能ではない。Ranovusでは、このように非常に重要な課題に対処するためにエネルギーとスペース効率のよい技術の開発に専心しており、ODIN光エンジンプラットフォームから始めている」とRanovusのSVP R&D、John Martinhoは話している。
(詳細は、https://ranovus.com/)