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コーニング、高屈折率ガラスウェハーを発表

May, 20, 2019, ニューヨーク--コーニングインコーポレイティッドは、拡張現実(AR)デバイスメーカー向けに最適化した300mm径ガラスウェハー開発を発表した。複数の屈折率を用意しており、現行製品の中で最大サイズの高屈折率ガラスを提供する。より大型のウェハーによって、半導体業界同様、AR業界の顧客にとっても製造コスト削減につながることが見込まれる。

コーニングの超平坦・高屈折率ガラスウェハーは、ARウェアラブルデバイスにおける重要な光学コンポーネントである導波路の製造に用いられる。より大型のウェハーを用いることによる材料・設備使用率の向上によって、顧客のコスト削減を実現する。さらに、ARウェアラブルをより安価で消費者に提供するという顧客の取り組みにも貢献する製品である。

コーニングプレシジョンガラスソリューション、ゼネラルマネージャーのデヴィッド・ヴェラスケスは、「コーニングはこれまで、半導体業界向けに最適化した300mm径ガラスウェハーを供給してきた。今回、最大フォームファクタの高屈折率ガラスを発売することで、これまで培ってきた能力をAR分野のユーザにも提供する。当社ガラス製造能力の進化により、ユーザは、AR技術の採用拡大につながるような価格で、没入度の高い、高品質のAR経験を創出することが可能になる」とコメントしている。

コーニングはこれまで、数十万枚もの高屈折率ガラスウェハーを出荷してきた。市場でこの高精細材料を大手家電デバイスメーカーに供給した初の企業でもある。コーニングは、今年一杯、この新しい300mm径ウェハーの生産量を増やしていく予定である。
(詳細は、http://www.corning.com/)