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アリゾナ大学、廃物硫黄から優れた赤外線画像用レンズを開発

April, 24, 2014, Tucson--アリゾナ大学(UA)の国際研究チームの発見によると、化石燃料精錬後の残存硫黄を赤外デバイス用の安価な軽量プラスチックレンズに変えることができる。暗視ゴーグルなどはアプリケーションの一例。
 このレンズ、次世代のプロトタイプは、熱検出、赤外光に関するもの、例えば家庭用のエネルギー監視、暗視ゴーグル、国境監視、その他リモートセンシングアプリケーションに使える。
 また、二酸化炭素などのガス検出用ディテクタにも使える。スマートビルディング技術の中にはすでに二酸化炭素検出器を使用しているものがあり、居住者の数をベースにして冷暖房レベルを調整している。
 赤外技術で現在使用している材料と比べて、この新しいプラスチックは安価、軽量であり、様々な形状に簡単に形作ることができる。
 UA光科学教授、Robert A. Norwood氏によると、この新しいプラスチックは、3~5µmの中赤外波長の光に対して透明であり、この波長帯は航空機や防衛産業で多く使われている。
 また、この新しいレンズは合焦点力が優れており、隣接物体に焦点を合わせるために厚くする必要がないので、軽量になる。
 プラスチック内の硫黄の量により、レンズの屈折率は1.865~1.745となる。これまでに開発されたほとんどの他のポリマは屈折率が1.6以下であり、透過する中赤外域の光は遙かに少ない。
(詳細は、www.arizona.edu)