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NEC、沖縄と鹿児島を結ぶ光海底ケーブルの供給契約を締結

February, 19, 2019, 東京--NECは、沖縄と鹿児島を結ぶ大容量光海底ケーブル敷設プロジェクトのシステム供給契約を、沖縄セルラー電話株式会社と締結した。このケーブルシステムの稼働開始時期は、2020年4月(予定)。
 このケーブルシステムは、沖縄県名護市と鹿児島県日置市を結び、総距離は約760km、最大水深は約1,200m。同ケーブルシステムには最新の光波長多重伝送方式が採用され、最大設計伝送容量は80Tbps。
 このケーブルは、沖縄~鹿児島間を既設ケーブルとは異なるルートで結ぶため、大規模災害など有事の際のバックアップ回線確保に貢献する。また、沖縄におけるデータセンタ建設や5Gサービスの開始などにより今後さらに見込まれる、沖縄~九州・本州間の通信需要拡大に対応する。
 NECは、過去50年以上にわたり海底ケーブルシステム事業を手掛ける海底ケーブルのトップベンダ。地球7.5周分のべ30万kmを超える敷設実績があり、特に日本を含むアジア・太平洋地域で強みを有している。また、陸上に設置する光伝送端局装置、光海底中継器、光海底ケーブルなどの製造、海洋調査とルート設計、機器の据付とケーブルの敷設工事、訓練から引渡試験まで、全てをシステムインテグレータとして提供している。なお、日本で唯一、深海8,000mの水圧に耐えられる光海底ケーブルを製造可能なNECの子会社である株式会社OCC(注)が、今回のケーブルの製造を担当する。

(詳細は、https://jpn.nec.com)