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光指向性向上3Dプリントナノフォトニックレンズ

January, 31, 2019, Stutensee--オランダAMOLF研究所の研究チームは、カナダのウエスタン大学(Western University)、米国のニューヨークシティ大学(City University of New York)と協力して3Dナノフォトニックレンズを開発、製造した。
 NanoscribeのPhotonic Professional Systemを使い、研究チームは、GaAsナノワイヤ上に極小レンズをプリントした。レンズは、わずか80nm厚で、光エミッタとして機能する。このように、ナノレンズとナノワイヤの組み合わせることで、ナノワイヤ自体のほぼ均一な発光と比べて、集中した発光が可能になる。
 高い指向性感度のナノスケールエミッタとセンサは、多くのアプリケーション分野に可能性がある。これは、例えば、光量子コンピュータ、ナノスケール構造化あるいは表面をもつ太陽電池である。とは言え、ナノスケールデバイスで指向性強化は、大きな技術課題である。この研究では、チームは進化アルゴリズムを適用して、複雑な3D形状を設計した。これは、約200nmのサブ波長特性を持つ。この3Dデザインは、ナノスケール干渉効果を利用して高い指向性を達成するものである。
(詳細は、https://www.nanoscribe.de)