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アドバンテスト、THz光サンプリング解析システムを販売開始

April, 15, 2014, 東京--アドバンテストは、テラヘルツ光サンプリング解析システム「TAS7400TS」の販売を開始した。
 テラヘルツ光サンプリング解析システム「TAS7400TS」は、テラヘルツ波の光源や、テラヘルツ波のデータ収集機能などを備えた解析装置。2013年6月に発売した「TAS7500TS」をベースとし、測定方式の変更や性能の絞り込みにより、手頃な価格(システム単体1,800万円~、解析プラットフォームの価格は構成により異なる)を実現。
 「TAS7400TS」は、既売品の「テラヘルツ発生モジュール」および「テラヘルツ検出モジュール」と組み合わせて独自の「テラヘルツ分光・イメージング解析プラットフォーム」を構成。ファイバ・ピグテール型の発生/検出モジュールにより、クライオスタットや自動ステージへの接続など測定エリアの自由なレイアウトを可能にし、テラヘルツおよび応用アプリケーションの研究開発に最適な環境を構築することができる。
 テラヘルツ波は、電波と光の境界に位置する0.1~10THzの周波数範囲の電磁波。近年、テラヘルツ波の安定した発生および検出技術が開発され、非破壊解析や高速通信などへの応用研究および実用化が進んでいる。

製品の特長
・優れた測定再現性
「TAS7400TS」は、テラヘルツ光サンプリング解析システムの従来製品「TAS7500TS」と同様、自社開発の低ジッタ・ファイバレーザと独自のアナログ信号解析技術により、業界最高レベルの安定した測定再現性 (±0.03%以内)を実現。

・帯域別の発生モジュールでさまざまな用途をカバー
「テラヘルツ分光・イメージング解析プラットフォーム」は、帯域別に「TAS1110」(0.1~4THz)、「TAS1120」(0.03~2THz)、「TAS1130」(0.5~7THz)の3種類のテラヘルツ発生モジュールを用意。これらのモジュールは「TAS7400TS」「TAS7500TS」で共通して使用できる。