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非侵襲血糖モニタにデジタルヘルスで多様な商用可能性

January, 24, 2018, Taipei--トレンドフォースの1部門、LEDインサイド(LEDinside)の2018 IRセンサ市場レポートによると、デジタルヘルスにおけるパルス酸素濃度計、心拍数センサがスマートウオッチやリストバンド市場に導入された。これらは徐々に、他のウエアラブルデバイスにも導入され、スポーツトレーニング、在宅ケア、自動車運転手モニタリング市場に適用されていく。世界中に糖尿病患者が約4億人いるので、血糖モニタリング市場は極めて有望である。ほとんどの血糖モニタは侵襲的である。非侵襲IR光学センシングを実現するには、主要なカギは計算プログラムの精度、医療組織やFDA認定である。
 2017年、FDAはAPPLE, Fitbit およびSamsungなど9社を選びソフトウエアパイロットプログラムのためのPre-Certに参加させた。メーカーは、より使いやすいユーザーインタフェースやコンテンツを提供するためにエンドユーザーと直接接触することができる。これによりデジタルヘルス市場は安定する。これは、保険会社、コンシューマー、ウエアラブル機器サプライヤにとってトリプルウイン状況である。
 保険会社がリリースしたウエアラブルデバイスによる保険契約では、ウエアラブルデバイス供給する日々の情報により、正確な保険料負担計算と申し立てが可能になる。さらに、コンシューマーは、保険ディスカウントを受けることができ、ウエアラブルデバイスメーカーにとっては付加価値と販売が増える。デジタルヘルス、医療機関、保険会社が協力した開発は、今後主要トレンドになる。
 非侵襲血糖モニタが発売されると、リストバンドやスマートウオッチ市場で需要が増え、世界中の4億人超の糖尿病患者にとっては大きな安心と利便性が増すことになる。LEDinsideによると、現在非侵襲IR光学センシングは、遠赤外、近赤外、またはマルチスペクトルを採用している。さらに、VCSELによってIR LEDを置き換えるトレンドが始まっている。
(詳細は、www.ledinside.com)