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Sinteritの3Dプリンティング、脊髄性筋萎縮症の子供に新たな希望

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August, 4, 2017, Kraków--世界で初めてデスクトップSLS 3Dプリンターを実現したSinteritは、3Dデザイナーとともに外骨格アームを作製した。これは、脊髄性筋萎縮症(SMA)の子供が手を動かし、絵を描き、自己表現できるようにするソリューションである。
 外骨格アームは、子供がしたいことができるようにするデバイスである。こうした発明は、特殊な外的支持デバイスなしには手足を動かすことができないSMAの子供に特に必要とされているものである。SMAは、遺伝性の神経筋疾患であり、筋機能に関与する神経に影響する遺伝性疾患である。
 Sinteritは、子供のために無理なく利用でき、設定が簡単で、動的サポート外骨格アームの実現に一役買っている。外骨格アームは、箱から出してすぐに使えることを目的にしている。プロジェクトは、最初からCrystal Cave Sp. z o. o.のBartłomiej Gaczorekが設計し、改善が進んでいる。
 設計者は、SMAの子供を持つ親とプロジェクトの相談をし、開発の各段階で医師、物理療法家と相談してきた。SLS(選択的レーザ焼結) 3Dプリンティングが、FDM(熱溶解積層法)、SLA(光造形法)など他の3D技術と比べてはるかに高い可能性があることがわかった。プリンティング精度、形状の自由度、軽量で材料の強度がその理由である。こうした特徴は、プロトタイプ準備に重要であるが、個々の患者に対して究極的な、固有の特注外骨格パーツを作製する上でも重要である。設計者とSinteritの協働は、プロトタイピングプロセスが始まった時にスタートした。必要なパーツは、Sinterit Lisaでプリントされ、装置は完璧に機能した。現在、ポーランドSMAの子供、3人に完璧な外骨格作製を成功させるために協働が進められている。
 3D SLSプリンティング技術を含む、製造のプロセス全体は、極めて高精度、高い時間効率、可能な限りハンズフリーになると見られている。腕が動かせるようになる可能性を待つ子供にとって時間の短縮になると期待されている。Sinteritk Lisa、SLSデスクトッププリンターと、Gaczorekが利用する最先端のデザインツールを使用するので、デバイスはすべての要件を満たすものとなる。Autodesk Fusion 360が複雑な運動の解析と形状最適化を行い、内部の複雑なパーツは、高精度3Dプリンティング装置で、高強度の、毒性のない材料を用いて製造できる。3Dプリンティングにより、設計、テスト、子供のための外骨格アームの開発の時間が大幅に短縮される。SLS 3Dプリンティングは、外骨格のベアリングと連携するように設計されており、必要な精度を維持できる。最も重要なことは、障害児によるデバイスの使用に関連した使いやすさとフィーリングであった。SLSの場合、フィーリングは疑いなく最高である。全プロセスで最も重要な点、子供の快適さは、最高レベルに達する、とSinteritは説明している。
(詳細は、www.sinterit.com)