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Prodways、大型3D金属プリンティング向けラピッドAM技術を発表

August, 4, 2017, Mureaux--Groupe Gorgéの子会社Prodways Groupは、大型チタン部品の3D金属プリンティング用に新しいRAF Technology(ラピッドアディティブフォージング)を発表した。
 大型金属パーツ、特に航空分野向けのチタンパーツは、鍛造と機械加工技術の組合せを使って高価で時間のかかる製造工程に依存している。あるチタンパーツの製造リードタイムは12カ月以上、多くの金属廃棄物をともなう。
 Prodways GroupのRapid Additive Forging技術は、継続的なR&D研究と3D金属プリンティング強化に立脚している。開発された3Dプリンターは、不活性ガス雰囲気で溶融金属を堆積するヘッドをもったロボットを使用する。その結果、金属はレイヤーごとに堆積され、大きなパーツが数時間で完成する。この画期的な技術は、最終パーツに極めて近いチタンブランクを迅速に製造する。これらのブランクは、次に仕上げ加工され、従来の加工工程では金属ブロックの95%にもなる膨大な材料の損失が避けられる。
 RAF技術は、Groupe Gorgéの子会社Commercy Robotiqueと共同で開発された。同社は40年以上、ロボット溶接を専門にしている。
 このプロセスは、様々な金属でテストされ、特にチタンプリントに使用される。チタンは、新世代の航空機での用途が増加すると見られている金属である。プロトタイプの第3世代は70㎝以上のサイズのパーツを製造できる。Prodways Groupは、現在、主要寸法2mまでのパーツをプリントするバージョンを開発中である。
 市場プレイヤーの開発した他の競合技術に対して、Prodways Groupのラピッドアディティブフォージング技術は、冶金品質および工程再現性にフォーカスした独特の金属堆積技術を採用している。様々なパーツで行われた最初の冶金テストは、レーザや電子ビーム焼結を使う通常の3D金属プリンティング技術と比較して、多孔性がなく、機械的抵抗が大きいことが明らかになった。
 航空産業のいくつかのプレイヤーは、この技術ファミリは、航空機製造に使用されるチタンパーツの約50%に適用でき、パーツコストは最大50%節約できると見ている。
(詳細は、www.prodways.com)