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EOS、金属ベースAMリアルタイムモニタリングEOSTATE Exposure OT

July, 4, 2017, Krailling--金属とポリマーの産業用3Dプリンティング技術プロバイダー、EOSは、同社のEOSTATEモニタリングスイートを拡張し、ツールを追加した。
 EOSTATE Exposure OT、光トモグラフィ初の商用システムは、EOS Ḿ 290システムに基づいて、積層金属ベース構築プロセスのリアルタイム、カメラベースモニタリングを提供する。ソリューションは、構築プロセスを通じてレイヤごとに、形状やサイズに関係なく各部分を完全マッピングする。
 「EOSTATE Exposure OTにより、われわれはさらに包括的なプロセスモニタリングおよび品質保証を企業に提供する。顧客が、特に航空宇宙のような分野で、個々のコンポーネントの厳しい検査要件を満たす手助けをする。品質保証は、再現可能なコンポーネント品質が最重要である大規模製造では極めて重要である。モニタリングプロセスが構築プロセス段階で早期に起こると、品質保証のコストは大幅に削減される。これは、パーツ当たりのコストにもプラスの影響を与える」とCTO、Dr. Tobias Abelnは説明している。
 このソリューションは、EOSの戦略パートナー、MTU Aero Enginesと密接に協力して開発された。EOSTATE Exposure OTによりパートナーは、技術コンピュータトモグラフィでダウンストリーム、非破壊検査のコストを大幅に削減することができる、潜在的な欠陥部分が早い段階で除去できるからである。MTU Aero Enginesでは、EOSTATE Exposure OTは主として連続製造目的で開発された。そこで数カ月にわたり使用され、その間にその効率が証明された。他の試験顧客2社、LiebherrとIPCも、試験段階後にそのシステムを使い続け、それぞれの製造プロセスに組み込む予定である。
 MTUのSenior Consultant Additive Manufacturing、Dr. Jürgen Krausは、「MTU Aero Enginesでは、早い段階から積層造形の潜在力を認識していたが、経験もなく、パーツの品質を十分に評価するために必要なデータ量もなく、その技術を大規模製造に移行していなかった。EOSTATE Exposure OTにより、われわれはそれができると確信した」とコメントしている。

光トモグラフィ
光トモグラフィ(OT)で、システムは高解像度カメラを導入して露光プロセスをシームレスにモニタする。非常に動的な産業用カメラが、近赤外領域で、積層造形プロセス全体を通して完全な構築プラットフォームを記録する。これにより全構築領域で材料の溶融挙動についての詳細なデータを提供する。
 取得したデータに基づいて、積層構築プロセスに関連するスチール、アルミニウム、チタンおよび様々な合金が、特殊なソフトウエアを使って詳細に解析、モニタできる。ある結果が、パラメータによって個別に定義できる「製造範囲」から逸脱すると、これらのエリアが記録される。データ量の増加により、製造された部分の品質について指針の影響を一段と正確に判断することができる。
 EOSTATE Exposure OTは自己学習システムであるので、データ量が増えれば増えるほど、それはますますインテリジェントになる。ユーザーが各自のコンポーネントの特殊パラメータを正確に知れば知るほど、製造している部品の品質や密度をますます正確に評価することができる。究極の目的は、構築ブロス中にあり得る欠陥の源を認識して、どんな欠陥部分でも除去することである。